僕と誰かの日常の記録/妄想文章

個人的なブログ。永遠のど素人が一級建築士試験を受けてみた。小説や映画の感想。思いつきで書く創作的文章など。

2018-01-01から1年間の記事一覧

文学と建築、なんてな

最近、なるべく1日に少しでも本を読むようにしている。 というのは、今の時期はがぜん設計などの仕事が忙しい。ともすれば自分がただの作業マシーンであるような気持ちになってしまうから。 こんな毎日に彩りを加えたいがために、ぼくは本を読んでいる。最…

今年もまたこの季節が。

平成30年一級建築士設計製図試験が終わりました。去年の今頃を思い出して、少しセンチメンタルな気持ちになっています。。試験後には、試験前とまた違った苦しみが待っていて、それは、一方通行の恋にも似ているかもしれません。とてもとても大好きな人とや…

バッドエンドでしか終われない、それが僕という人間

回顧する。昔のことは色々あった。ここでやめとけば、形の上ではハッピーだったのにな、ってことたくさんある。欲が出てしまったとか、おさまりがつかなかったとか、踏みとどまれない要因はなんだかいつも似て非なるもの。もう少し先の未来を追及してもいい…

恋煩い

僕の嫌いな人。その圧倒的第一位は、無神経な人。人からこう見られたい。 相手はどう思っているか。 願わくば可も不可も無いくらいでいいので好感を持たれたい。 すこしは話がわかるやつだと思われたい。 間違っても嫌われたくない。こわい。 そんな気持ちが…

絶望にはまだ早い

一級建築士学科試験の合否が発表されて数日。 今年の合格点は91点らしかった。なんとなく思い出して、昼下がりに試験元のホームページを覗いてみる。 そんな動作をしながら、もう来年は検索すらしなくなるのだろうな、と、何の理由もなくそう感じた。中学生…

彼女が死んじゃった。

今から十数年前、そんなタイトルのドラマがあったとさ。今よりもまだ少し視聴率の水準が高かった時代に、このドラマの数字は振るわなかった。 なのに、10年以上の間、僕はこのドラマのことを忘れることがなかった。 そして、ついに最近DVDBOXを買ってしま…

崎山蒼士と吉田修一

先日ブログに書いた崎山蒼士さんが昨日のニュースZEROで特集されていた…。興味深かったのでたまたま見れてよかった。forestmori.hatenablog.com高校生の崎山さんと、五月雨などの歌詞が醸す世界観のいい意味でのギャップというかがピックアップされていた。…

ある思い出。(愚にもつかない)

ホワイ アイム ミー真夜中に、ひとりで天井を眺めていると、不意に脳裏に浮かんできた。 そういうことがたまにある。 この頃やけに昔を思い出すのはどういうことなんだろうか。RIZEの曲だ。大体毎回いつも同じメンバーと再会。おそらく、大学に入って少し経…

僕は何が言いたいんだろう

思っていることを吐き出したい。誰かにこの気持ちを聞いてもらいたい。そんなことを思ったことは、ありますか?仕事の愚痴なら同僚に、家庭の愚痴はママ友に、趣味の話はサークル仲間に。同じステージにいて似たような経験をしている仲間がいれば、その想い…

深夜にひとりごちている(ウイスキーを飲みながら)

ずっと考えていたことがあった。心の海の中に錨のように沈んでいるそのことは、僕の根元であり、とらえようによっては、僕にとってのプラスでもマイナスでもある。一級建築士試験に合格し、社会的には評価が上がったように感じる。僕にしては上出来である。…

まさかだろ?

また甲子園ネタです。 今年はゆっくり甲子園が見れていいなぁ。。お盆休みに入った休日の今日、なんとなくNHKにチャンネルを合わせて高校球児の熱戦をぼんやりと眺めていた。 チャンネルを合わせた時点で試合は8回。点差は7点差。 各チームの力量からいっ…

やったろうじゃん!

前回からの流れで、今回も高校野球がテーマです。この度オススメしたいのは漫画です。僕は高校野球をやっていた時、常々、漫画『タッチ』の世界観、かわいい女子のいる高校野球というものが許せませんでした。 非リア充の皆様がリア充を許せない気持ちそのも…

第100回全国高校野球選手権記念大会に合わせて読みたい本。

今日、第100回の全国高校野球選手権が始まった。松井秀喜が始球式を務めるなど、100回の記念大会ならではの盛上がりを感じる。 TVでも過去の甲子園を振り返る特集が頻繁に組まれている。この記事を書いている今も。 TVに写し出される過去の名勝負をぼーっと…

まるで一級建築士のバーゲンセールだな…。

特別な才能なんて要らない。たぶん。勉強できる環境や少しの要領の良さ、その大前提は膨大な試験範囲を網羅してやるという気概。 そういうものが複合的にうまく噛み合えば、少なくとも数年では合格するものなのかもしれない。合格を知ったとき、僕は嬉しかっ…

崎山蒼志にハマってる。

崎山蒼志さんを知っていますか? YouTubeで偶然に視聴して、今まさにはまっています。入口は『五月雨』でしたが、 今の季節には、夕暮れ時の車内で流す『夏至』がさらにやばいです。夏至 / 五月雨Sony Music Artists Inc.Amazon聴けばわかる!聴かなければ一…

受かりたくて受かりたくて震える。

まずは、一級建築士学科試験を受験された皆様、長時間の試験お疲れ様でした。 僕にとって今年の夏は、試験からまるっきり解放された初めての夏になった。やはりというか、僕は、なんとなく学科試験の基準点が気になり、Google検索してみた。まだ、総合資格の…

平成30年一級建築士設計製図試験課題発表

健康づくりのためのスポーツ施設!ですか。お客様になればその手の施設はいろいろとゆっくり見学できるのでいいですね。課題公表、なんだか例年よりびっちり書いてありましたね。。 留意事項がこの時点でオープンになるのは試験元の優しさか、そうではなかっ…

一級建築士学科試験当日の心得(大丈夫、僕の場合は)

一級建築士学科試験が、週末に行われます。 僕が受験当時に心がけた、(私的な)当日の心得をまとめてみようと思います。 一、自信が揺らいだからといって、まるばつを土壇場で変えてはいけない!はい、これはもう絶対です。 不思議なもので、時間ギリギリで…

大物芸能人に嫉妬する

当時、『恋のから騒ぎ』が好きだった。 でもあの頃とは何かが変わってしまった。 変わったのは僕の立場と心情、それだけは確実に変わったといえる。その他のことは驚くほど何もかわっていないかもしれない。 若いグラドルの入れ替わりの激しさと対照的に、大…

仕事や勉強に疲れた方へ、やる気に火をつけてくれる漫画三選

ひとりで孤独に行う勉強。修練とは孤独なものです。 孤独な夜の慰みになるような漫画をいくつか紹介します。 バガボンド 著者・井上雄彦バガボンド(1)(モーニングKC)作者:井上 雄彦発売日: 1999/03/23メディア: コミック初期の、武蔵がもがいている精神の描…

午前2時のカップヌードル考察

午前2時。 しばらく迷った末に結局、食器棚の中に在庫してあったカップラーメンを啜っている。降って沸いた明日の休日、少し夜更かししてお酒を飲んだら、塩っぽいものが食べたくなってしまったのだ。深夜のカップラーメンなんて何年ぶりに食べるのだろう。…

夜明け前。

2018年の一級建築士設計製図試験、課題発表までもう少しですね。去年のことを振り返れば、僕は、課題発表までにもっと何かをやらなくてはという焦りと同時に、果たしてこれ以上何をやればいいのかという迷いの中にいました。でも実は僕にはこの頃、ひとつの…

これからの自分に迷った時に、『バベる!自力でビルを建てる男』 を読んだ。

建物探訪というか息抜きの旅行も兼ねた仙台行きで、せんだいメディアテークに立ち寄りました。 『バベる!自力でビルを建てる男』は、開放的な1階フロアの一角にあるショップの建築関連本コーナーに平積みされていた本。個性的な表紙がばっと目に入り、思わ…

一級建築士試験とはじめの一歩

僕は少年漫画的な熱い愚直なストーリーが好きで、漫画でも小説や映画でも、そういった作品を好んで読んでいます。これから、今まで生きてきたなかで心に響いたいくつかの作品を紹介していきたいと思っています。まずは、 はじめの一歩より引用 ボクシングに…

記述について本気出して考えてみた。

記憶を手繰り寄せながらこの文章を書いています。 今まで一級建築士設計製図試験についてさんざんメモを残してきたにもかかわらず、記述について触れたことがほとんどなかったのが心残りだったからです。僕が初めて設計製図試験を受験して派手に散った2016年…

天龍院亜希子の日記を読んだ。

小説の感想文です。 『天龍院亜希子の日記』社会人になった主人公が昔の学校の同級生である天龍院亜希子のブログをたまたま見つける。 過去に知り合っているけれど、あまり深く関わってこなかったあの人のブログを読む。当たり前だけど、それぞれ交わらない…

この夜が続いて欲しかった。

この夜が続いて欲しかった、と何かの歌にありました。その曲を聴いたとき、こんな短い言葉だけで、こんなにも色々な情景が浮かんでくることがあるなんて、なんて心地よい体験を僕にさせてくれるのだろうかと感じました。 帰り道、花火を見上げたあの夜。あの…

一級建築士試験が彼にもたらしたもの

「数年間の紆余曲折を経て、念願だった一級建築士試験にパスした。そこまではいい。でもね、それで君の生活は何か変わったのかい?」「変わったこと?」「そうだよ。君はこの数年間で少なからず代償を払ったはずだ。家族との時間、学費、精神的な損耗…。それ…

僕は絶望しない。

久し振りの更新になります。 ここのところの僕はというと、仕事が思いの外忙しくなり、たまに時間のできた夜は買いだめた本をちびちびと読み進めている、そんな日々を過ごしています。 ここにきて、まだ村上春樹の全小説を読破していないことにほのかな幸せ…

実例を知るということ。

一通り、一級建築士試験に関する自分の記憶は語り尽くした感がある。 むしろ、試験にパスしたにもかかわらず、ひたすらに過去の思い出を語り続ける自分に薄ら寒さを覚えてきているほどだ。 そのため、今回を節目としてひとまず一級建築士試験関連の記事に一…