僕と誰かの日常の記録/妄想文章

個人的なブログ。永遠のど素人が一級建築士試験を受けてみた。小説や映画の感想。思いつきで書く創作的文章など。

仕事や勉強に疲れた方へ、やる気に火をつけてくれる漫画三選

ひとりで孤独に行う勉強。修練とは孤独なものです。
孤独な夜の慰みになるような漫画をいくつか紹介します。



バガボンド 著者・井上雄彦

バガボンド(1)(モーニングKC)

バガボンド(1)(モーニングKC)

  • 作者:井上 雄彦
  • 発売日: 1999/03/23
  • メディア: コミック

初期の、武蔵がもがいている精神の描写が特に好きです。宝蔵院胤舜との闘いに一度は敗れ、再戦を期して修行している武蔵の煩悶する姿に共感しました。挫折の中でもがく人って端から見てるとすごくかっこいいと思うんです。

『俺はなにをしているのか…こんな処で。少しずつでも、上に上がっていっているのか、それとも、駄目になっていっているのか。 そうじゃないって言ってくれ』



ハチワンダイバー 著者・柴田ヨクサル

熱いです。とにかく熱い。
主人公である菅田はプロ棋士の夢敗れ、真剣という裏の将棋指しの世界で生きています。
菅田が裏の将棋世界へ巻き込まれていく過程の成長が、なんとも感動を誘います。
全ての敗北感を抱えている人へ、勝負はまだ終わっていないんだと勇気をもらえる漫画です。
心に残っている名言を紹介します。
もちろん文字だけでは伝わらないので、ぜひ漫画を手にとっていただければと思います。

『将棋で負けた時の悔しさが、世の中のどんな感情よりも勝るからです
だから将棋で負ける度に 次は負けないように 僕はただひたすら将棋だけをやってきました!!!』



燃えよペン吼えろペン 著者・島本和彦

燃えよペン

燃えよペン

  • メディア:

漫画家のリアルな?仕事模様をぶっちゃけ赤裸々に描いた作品。たぶん。
クリエイティブなお仕事をしている方にはちょっと共感できる漫画だと!

『なぜ!! なぜこんな……つまんねぇものが売れてんだよ――――っ!こんなクソつまんねぇマンガが――っ!!』

『おれにはまったくわかんねーよ!! 読者の頭がわりーんじゃねーのか!?』

何かをつくっている方は、そんなことを思ったことが、少なからずあるはずです。たぶん。
たとえば住宅設計を生業とするのであれば、なぜこんなプラン、デザインが一般消費者に受け入れられているのだーーー!とか。

あるいは、一級建築士設計製図試験では、
なぜこのプランが受かって自分のが受からない?
こんなプランがーーー!とか。


『とか思いはじめたら――確実に自分自身が病みはじめてる凶兆!
そんな時は!!
他人のマンガより、まず自分を心配しなくては!!』


とのことです!
この漫画は個人の価値観、感情が炸裂する場面が面白い!あと締切に追われている極限感など!
意匠設計などやられている方はぜひ一読あれ。

最後に、煮詰まっている方へ。
『あえて……寝るっ!』