僕と誰かの日常の記録/妄想文章

個人的なブログ。永遠のど素人が一級建築士試験を受けてみた。小説や映画の感想。思いつきで書く創作的文章など。

本の感想

不動産業界をテーマにした小説

「狭小邸宅」という小説を読んだ。 少し前、住宅や不動産業界を主題にしたフィクションが読みたくて探していた時に見つけた本だった。でもこのあらすじを読んで、当時小説のストーリーに癒しやちょっとした救いのようなものを探していた私はどうも食指が伸び…

猫の建築家

猫の建築家。 なんと素敵なタイトルでしょうか。猫と建築、どちらも好物!そのタイトルに惹かれてAmazonで購入しましたよ。 美とはなにか、それが存在するのかどうか、そんなことを哲学的に考えたくなる余韻の残る本。 建築をがっつり題材にした小説を僕はあ…

やったろうじゃん!

前回からの流れで、今回も高校野球がテーマです。この度オススメしたいのは漫画です。僕は高校野球をやっていた時、常々、漫画『タッチ』の世界観、かわいい女子のいる高校野球というものが許せませんでした。 非リア充の皆様がリア充を許せない気持ちそのも…

第100回全国高校野球選手権記念大会に合わせて読みたい本。

今日、第100回の全国高校野球選手権が始まった。松井秀喜が始球式を務めるなど、100回の記念大会ならではの盛上がりを感じる。 TVでも過去の甲子園を振り返る特集が頻繁に組まれている。この記事を書いている今も。 TVに写し出される過去の名勝負をぼーっと…

仕事や勉強に疲れた方へ、やる気に火をつけてくれる漫画三選

ひとりで孤独に行う勉強。修練とは孤独なものです。 孤独な夜の慰みになるような漫画をいくつか紹介します。 バガボンド 著者・井上雄彦バガボンド(1)(モーニングKC)作者:井上 雄彦発売日: 1999/03/23メディア: コミック初期の、武蔵がもがいている精神の描…

これからの自分に迷った時に、『バベる!自力でビルを建てる男』 を読んだ。

建物探訪というか息抜きの旅行も兼ねた仙台行きで、せんだいメディアテークに立ち寄りました。 『バベる!自力でビルを建てる男』は、開放的な1階フロアの一角にあるショップの建築関連本コーナーに平積みされていた本。個性的な表紙がばっと目に入り、思わ…

一級建築士試験とはじめの一歩

僕は少年漫画的な熱い愚直なストーリーが好きで、漫画でも小説や映画でも、そういった作品を好んで読んでいます。これから、今まで生きてきたなかで心に響いたいくつかの作品を紹介していきたいと思っています。まずは、 はじめの一歩より引用 ボクシングに…

天龍院亜希子の日記を読んだ。

小説の感想文です。 『天龍院亜希子の日記』社会人になった主人公が昔の学校の同級生である天龍院亜希子のブログをたまたま見つける。 過去に知り合っているけれど、あまり深く関わってこなかったあの人のブログを読む。当たり前だけど、それぞれ交わらない…

製図試験に絶望した受験後に、中村文則『何もかも憂鬱な夜に』を読んだ。

一級建築士設計製図試験あるあるですが、学科試験と違い結果がはっきりとわからないために、かえって本試験受験後の方が精神的に辛かった、なんてことがあります。 僕もご多分に漏れず、精神的ダメージを負ってしまった一人でした。その日は休日でしたが、家…