僕と誰かの日常の記録/妄想文章

個人的なブログ。永遠のど素人が一級建築士試験を受けてみた。小説や映画の感想。思いつきで書く創作的文章など。

一級建築士試験の記憶

ドラマ【ドラゴン桜】観てたら諸々の受験のことを想い出したよ

少し前に最終回を迎えたドラマ【ドラゴン桜】 面白かった。劇中に出てくる受験テクニックには汎用性のあるもの満載で。精神論と理論が交わるいい感じのところ。中でも、東大に受かることを一義的に考えるのであれば志望学科の変更も辞さないというのは参考に…

記憶の彼方へ

毎年、この季節になると思い出す、なんて、そんな記憶がある人は幸せなのか不幸なのか?大失恋の記憶も三年経てば「そんなことあったかな」と忘却することのできる僕という人間は幸せなのか?一級建築士試験が近いことを思い出したのは、このブログをいまで…

今年もまたこの季節が。

平成30年一級建築士設計製図試験が終わりました。去年の今頃を思い出して、少しセンチメンタルな気持ちになっています。。試験後には、試験前とまた違った苦しみが待っていて、それは、一方通行の恋にも似ているかもしれません。とてもとても大好きな人とや…

深夜にひとりごちている(ウイスキーを飲みながら)

ずっと考えていたことがあった。心の海の中に錨のように沈んでいるそのことは、僕の根元であり、とらえようによっては、僕にとってのプラスでもマイナスでもある。一級建築士試験に合格し、社会的には評価が上がったように感じる。僕にしては上出来である。…

まるで一級建築士のバーゲンセールだな…。

特別な才能なんて要らない。たぶん。勉強できる環境や少しの要領の良さ、その大前提は膨大な試験範囲を網羅してやるという気概。 そういうものが複合的にうまく噛み合えば、少なくとも数年では合格するものなのかもしれない。合格を知ったとき、僕は嬉しかっ…

受かりたくて受かりたくて震える。

まずは、一級建築士学科試験を受験された皆様、長時間の試験お疲れ様でした。 僕にとって今年の夏は、試験からまるっきり解放された初めての夏になった。やはりというか、僕は、なんとなく学科試験の基準点が気になり、Google検索してみた。まだ、総合資格の…

平成30年一級建築士設計製図試験課題発表

健康づくりのためのスポーツ施設!ですか。お客様になればその手の施設はいろいろとゆっくり見学できるのでいいですね。課題公表、なんだか例年よりびっちり書いてありましたね。。 留意事項がこの時点でオープンになるのは試験元の優しさか、そうではなかっ…

一級建築士学科試験当日の心得(大丈夫、僕の場合は)

一級建築士学科試験が、週末に行われます。 僕が受験当時に心がけた、(私的な)当日の心得をまとめてみようと思います。 一、自信が揺らいだからといって、まるばつを土壇場で変えてはいけない!はい、これはもう絶対です。 不思議なもので、時間ギリギリで…

夜明け前。

2018年の一級建築士設計製図試験、課題発表までもう少しですね。去年のことを振り返れば、僕は、課題発表までにもっと何かをやらなくてはという焦りと同時に、果たしてこれ以上何をやればいいのかという迷いの中にいました。でも実は僕にはこの頃、ひとつの…

記述について本気出して考えてみた。

記憶を手繰り寄せながらこの文章を書いています。 今まで一級建築士設計製図試験についてさんざんメモを残してきたにもかかわらず、記述について触れたことがほとんどなかったのが心残りだったからです。僕が初めて設計製図試験を受験して派手に散った2016年…

一級建築士試験が彼にもたらしたもの

「数年間の紆余曲折を経て、念願だった一級建築士試験にパスした。そこまではいい。でもね、それで君の生活は何か変わったのかい?」「変わったこと?」「そうだよ。君はこの数年間で少なからず代償を払ったはずだ。家族との時間、学費、精神的な損耗…。それ…

僕は絶望しない。

久し振りの更新になります。 ここのところの僕はというと、仕事が思いの外忙しくなり、たまに時間のできた夜は買いだめた本をちびちびと読み進めている、そんな日々を過ごしています。 ここにきて、まだ村上春樹の全小説を読破していないことにほのかな幸せ…

実例を知るということ。

一通り、一級建築士試験に関する自分の記憶は語り尽くした感がある。 むしろ、試験にパスしたにもかかわらず、ひたすらに過去の思い出を語り続ける自分に薄ら寒さを覚えてきているほどだ。 そのため、今回を節目としてひとまず一級建築士試験関連の記事に一…

課題発表までの長く短い春

そろそろ、一級建築士試験 設計製図の長期講座が始まる季節。去年のことを思い出し、僕が2016年の設計製図試験に初年度で落ちてから、二年目の課題発表までに取り組んだことを綴りたいと思う。まずは演習課題のなかで、・作図力強化(時間管理、階段などのパ…

二年目の設計製図、三月の憂鬱。

去年の春だった。僕は、とぼとぼと学校までの道を歩きながら、自分の足が地面をしっかりと踏み締められていないことを自覚していた。 精一杯、全力で挑んだ製図試験に落ちてから、エスキスをする気分にもなれず、かといって仕事に没頭するでもなく宙ぶらりん…

製図とペンだこ

製図試験が終わってから、製図試験用の文房具で普段使いできるものはそのまま自宅で使用している。そのなかでも、そのペンがふと視界に入る度に、試験の紆余曲折を思い出して感傷的な気持ちになるものがある。 そのuni アルファゲルのシャープペンシルは紛れ…

受験に効く音楽

音楽って本当にいいものですよね。大学受験の時も、一級建築士受験の時も、自らを鼓舞できるような音楽を好んで聴いてきました。メロディと歌詞の効果で、自分はすごいチャレンジしてる!頑張ってる!すごい!この頑張りは絶対無駄でなんかあるはずがない!…

一級建築士学科試験の記憶(後編)

学科試験を終えて、自己採点の結果が90点を越えていた僕は設計製図の講座を受講することになった。学費は当初から学科製図のセットで申し込んでいたので支払い済みだ。これまた思うように進まない設計製図の授業。 とりあえず手書きの作図が深夜まで終わらな…

一級建築士学科試験の記憶(前編)

僕が初めて一級建築士試験を受験したのは2015年のことだった。某スクールに前年の11月から通うことにした。 宅建、二級建築士と一発合格してきたので、それなりにマークシート式の試験には自信を持っていた。でも、それが思い上がりであることに開講早々に気…

合格発表後に振り返る一級建築士試験。

悶々とした二ヶ月を過ごし、僕は晴れて一級建築士試験に合格することができた。受かると確信して落ち、落ちると思って受かる、最後まで心を振り回された、一筋縄でいかない試験だった。そんな僕の一級建築士設計製図試験のテーマは、『自分の信じる自分を信…

一級建築士設計製図試験、後日談。

2017年一級建築士設計製図試験から一夜明け、僕は、肉体的な疲労か精神的なものかわからないけれどべったりと身体に何か塗りたくられたような身体の重さをを引きずっていた。昨日は、早々と会場を後にし、再現図は書かないと誓った。どうせみせられたものじ…

2017年 一級建築士 設計製図試験 『小規模なリゾートホテル』本試験の記憶(後編)

さて、2017年一級建築士設計製図試験『小規模なリゾートホテル』本試験。 去年の反省を踏まえしっかりと準備をしてきたつもりの僕でしたが、しかし、本試験特有の揺さぶりに早くも心が折れそうになっていたのでした。 そんなこんなでなんとかエスキスを…

2017年 一級建築士 設計製図試験 『小規模なリゾートホテル』本試験の記憶(前編)

設計製図試験受験期間において、紛れもなく最も濃密な時間だったH29本試験について書こうと思います。 正直なところ、ここまで断続的に強いストレスを受けた一日を僕は体験したことがありませんでした。(何かを「作業すること」に関してのストレスに限定…

2017年 一級建築士設計製図試験からの帰還。

あけましておめでとうございます。 さて、このブログのはじまりは昨年の一級建築士設計製図試験の学習期間中でした。 2016年の『子ども・子育て支援センター』にて不合格となった僕は、このまま一生受からないのではないか、という漠然とした、でもとて…

完璧な図面などというものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。

僕がまだ日建生だった頃、担当の講師は僕に向かってそう言った。僕がその本当の意味を理解できたのはずっと後のことだったが、少なくともそれをある種の慰めとしてとることも可能であった。六時間半の間に提出した回答群の中に完璧な図面なんて存在しない、…