僕と誰かの日常の記録/妄想文章

個人的なブログ。永遠のど素人が一級建築士試験を受けてみた。小説や映画の感想。思いつきで書く創作的文章など。

受験に効く音楽

音楽って本当にいいものですよね。

大学受験の時も、一級建築士受験の時も、自らを鼓舞できるような音楽を好んで聴いてきました。

メロディと歌詞の効果で、自分はすごいチャレンジしてる!頑張ってる!すごい!この頑張りは絶対無駄でなんかあるはずがない!と(僕は)思えてしまうので、ともすると「俺、いったいなにやってんだろ…」と思ってしまいがちな社会人時代の孤独な勉強のモチベーションが相当上がります。

さて、設計製図試験に向けて勉強中だった去年の夏頃は(毎年そうなのですが)ちょうど高校野球のシーズンでした。
その頃はスクールに通い、自宅でも復習の毎日でへとへとでしたが、熱闘甲子園を観るのが毎日の息抜き+心の燃料補給になっていました。
高校球児の熱血に、俺も負けねぇから!と気分を盛り上げながらがりがりと作図していたことを思い出します。
スクールへの移動中などには、まさにその2017熱闘甲子園のテーマソングである高橋優『虹』という曲をよく聴いていました。僕は、この高橋優さんが大好きなのです。

僕が高橋優さんを知ったのは遡ることかなり前、宮崎あおいさんの東京メトロのCMを見たことがきっかけでした。
そこで流れていた『福笑い』をYouTubeで検索し、関連して聴いた『素晴らしき日常』にさらに衝撃を受けました。その夜は、何回も何回も繰返し再生していました。

一昨年、設計製図試験が不合格とわかった年の瀬に、高橋優さんのライブに行きました。
僕が高橋優さんを好きだと知った相棒が、試験後のリフレッシュにと前々からチケットを取ってくれていたのです。

本当は、合格して、晴れやかな顔で出掛けるはずだったのに。そうなるために努力したはずなのに。
そうならなかった現実を想うと、僕はライブの前なのにとても悲しい気持ちになってしまいました。

試験に落ちたてのほやほや、まさに失意のど真ん中、どん底というべきもので、こんな状態でライブに行っても楽しめるのかな…と思っていました。

でも、それは杞憂でした。
優さんの声は、こんな弱りきった僕にも優しく、終わった頃には「来れてよかった」と、素直に思うことができました。リーマンズロック。
会場での優さんの最後のメッセージに『また必ずここに来ます!また一緒に笑い合おう!』とありました。そうだ、と僕も思いました。

僕は、立ち直りました。

試験でも仕事でもなんでも、自分で自分を盛り上げてやりきることは必要不可欠です。大人になってしまうと人はあまり褒めてくれないので…。

僕は、次のライブには絶対に清々しい顔で参戦するんだと、『虹』の楽曲を聴く度に決意めいた気持ちになることができました。
今年のことはもう繰り返さない。来年の年末はもっと笑って再会するんだと。

結果、それが実現できました。
塞ぎ込んで引きこもっていたら、自分自身今年も変わらなかったかもしれません。
きっかけがあり、あのライブに参加できたからこそ、それが強烈なモチベーション(執念とも言えるかも)を生み出し、次の年の逆転劇につながった気がします。

チケットを取ってくれ、愚図ってる僕を無理矢理にでも連れ出してくれた相棒に感謝です。
そして高橋優さん、勇気をありがとうございます!


えー、相変わらずとりとめのない文の綴りかたですが、勉強意欲を高めるのには自分で自分を上手に乗せてあげることが大事でした。そのために音楽を聴くことは、意欲アップにかなり効く、という話でした。