僕と誰かの日常の記録/妄想文章

個人的なブログ。永遠のど素人が一級建築士試験を受けてみた。小説や映画の感想。思いつきで書く創作的文章など。

備忘録。

誰かに強い言葉を投げつけられて、一晩中そのことについて考えたあげく自分を責めた。
翌日自分なりに出した結論を相手に伝えてみる。「そんなこと言ったっけ?(笑)」と笑われた。
そんなぼくだ。ずっと。

でも、じっと生きているだけでも考え方は変わる。
時間と経験から。まあ、主に時間だ。
ある日、自分が今まで過ごしてきた時間よりも、先に残っている時間の方がたぶん少ないかもしれないと感じた。それは、あることを成すのに有効な時間という意味だ。心臓が動いている時間ということではなく。

人生を生きるのは1度目だから、自分が50、60になってどんな展望を描いているのかは想像してもリアリティがない。ただ、今しかできないことがある気がしている。自分のセンス、感性、そういったものが徐々に鈍くなっていくことに無自覚な自分。恐怖するのは、気がついたときに後戻りできないくらい失われていること。

もう、やってみればいいのだ。
やらなければ無である。
日々消耗する「若さ」と、動かざるリスクを真剣に考えた。後ろから橋が落ちて行く。

最近、どうでもいい、どうにでもなると思うことでバランスをとっている。
ぼくにとっての魔法の言葉だ。
昔から考えすぎたり、ともすると思い詰める節があったのだ。
そしてブレーキを踏んだ。怖くて。
誰もぼくのことを……ぼくがそう思うほどには決して、気にしてはいないというのに。

どうでもいい、それはどうにでもなる。

頭の中で反芻する。
あの頃に部屋でかけていたブルーハーツの曲のように、ぼくを勇気づける。

THE BLUE HEARTS

THE BLUE HEARTS