2021-01-13 妄想文章 駄文、作文 たしかに、からだはつながった。 どろどろな時間をすごした、ひとつになれたと思った。 でも、あの人が玄関のドアを開けて出ていってから2時間がたって、完全にはひとつになれないって知った。 テレビを点けた。どうでもいい人がどうでもいいことを話していて、私は焦点の合わない画面をぼうっと眺めた。 あのひとの前で私の心臓を掴み出して引っ張って、目の前にの地面に叩きつけてみたい。 そうしたら何かを証明できるかもしれないと思った。 冷蔵庫を開けて麦酒をコップに注いだ。 あの人は麦酒が嫌いだった。