配達の男の人から小ぶりなダンボール箱を受け取って、玄関のドアは早々に閉まった。がちゃん。ふたたび、空間は静寂に包まれた。配達の彼と、一瞬だけ目が合った。 彼は何か困惑したような表情を見せたけれど、すぐさま営業用の笑顔に修正したようで「ありが…
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